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バイバイ2016

Posted by さおる。 on 31.2016 日常 6 comments 0 trackback
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今年もあと1日となりました。
葛藤しつつ過ごした1年間。
今日は、深くため息を吐いて。最後のブレス。息継ぎです。



平凡であると思う人生であってもいろんな事が周りでは巻き起こって。
混乱したり とりあえず、考える間もなく走ってみたり。
人は思わぬ方向に流れていくんですね。


今年一年を通じて流れていたのは絵に対する思いでした。
年のはじめの目標は、八幡町のあの病院の資料館で絵と詩による展覧会を開くこと。

書きためた詩を母に筆でしたためてもらい。
私は生まれた時からの記憶をたどり、い志お婆ちゃんと姉二人のいた50年前の
あの時を描く。

川の流れ。吉田川にランタンが灯る夏の宵を描く。
私をここまで運んできた川の流れ。

水の青さを描くこと。




そして、過ごした夏の50日間はもっと遥か昔から繋がっている時の流れの中に身を置く
特別な時間となりました。

郡上八幡楽芸館は、明治時代の洋館で。当時そのままの姿を残してあります。
8室あった二階の入院室をフラットにして、ギャラリーにしてあります。

その場所で25枚ほどの絵と、13編の詩 つまり自分と共に過ごした今年の夏。



私の通勤路は友達のお墓から細い路地を選んで歩き、途中からは美しい川沿いを。
風鈴の音を聞きながら。
錦コイや鮎の泳ぎに見とれながら。。
生きている人も死んでいる人も。
水と風も。
みんな一緒で。

満たされて過ごした水の町。

ギャラリーの畳敷きの一角には卓袱台と水屋箪笥 火鉢が置いてあり。
そこから見える新橋には、いつも何人かの人が川を見下ろしたり。
欄干に立って飛び込んだり。。。
死んでしまった人もいた。

その風景を薄い木枠のがたつくガラス窓を通してみていると
私は100年前の入院患者になっている。








母の歳の離れたねえさんは。結核になって、保険制度もなかったその当時。
一月分の医療費の請求書をみて、すぐに家に帰ってきたと。

優しい人だったと。。20歳の遺影を一緒に見上げながら母はそう言った。

かわいい人。優しい人。
はなさん。






100年前に。そこにいた入院患者さんは、簡単に食事を作ったり、自分の物を仕舞うのに家財道具を
持ち込んでいたのだという。

やはりここにいたんだ。





はなさんが何処の病院にいたのかは知らなかったけれど。母の兄に当たる伯父さんが
来てくれて、ここやった。と教えてくれた。



同じ瞳。同じ心。
でももっともっとさみしかったね。
はなさんと同じ風景をみて過ごした今年の夏。




こんな事もあった。
会場にとびこんできた女性が、ずっと東京すまいで、お婆ちゃんの家が八幡に
あるけれど、今日明日で、家を仕舞いにきた。と仰って。
い志お婆ちゃんの絵を見ながら話は続き


彼女のお婆ちゃんは呉服屋をやっていて、その実家も呉服屋で。。。
とふんふんと聞いていて。
そこの家が。。。と言って。そこで父のフルネームが出てきた。

彼女は初めて会った又従姉妹だった。
2人で見つめていた絵の中のい志お婆ちゃんは彼女にとってもひいお婆ちゃんだったのだ。

世の中は不思議に満ちて。
たくさんの不思議をあたえられて、私はしあわせになっていく。



今年の出来事に感謝して。
2016年にサラバ。



もっと不思議な2017年へ。。。










  

プロフィール

さおる。

Author:さおる。
はじめまして。さおるです。絵を描き、詩を詠い、さまよい生きるものです。  
一人語りのような場所ですが、お付き合いよろしくお願いします。
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