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髪を切る

Posted by さおる。 on 27.2012 日常 11 comments 0 trackback

人の髪をよく切っている。
髪の毛は、体の一部だから、
髪を切ってと、言われると、命を委ねられているような
そんな気持になる。



夏休みが始まる一週間ほど前に、高校一年生の息子が
友達の家に泊まって帰ってきた朝、とっても珍しい髪型になっていた。
片方だけ刈り上げて、その場所に、ラインが二本。


あのさー。再頭髪検査の前の日になんでこうなるかな。。。?
夏休みに入ってからやってくれないかな。。。

と、文句を言いながらも、明日の検査を逃れることを、ぐるぐると考えている。
何とかお風呂に連れて行って鏡の前に座ったところをラインだけバリカンで、消して途方に暮れる。

ねえ。あなたの頭可笑しいよ。お母さんの方がうまいんだからもう、調子に乗って友達に切らせちゃだめだよ。



丸坊主にするしか、デザインが思い浮かばないで、ついにハサミをかざしたまま
笑いだしてしまった。。。

ひとしきり笑った後。。。


閃いた!!!

そうだ!怪我したことにしよう!!!!!
大きく頷く息子。

。。。一件落着。
次の日から、かりあがった方に大きなガーゼを貼って、ごまかしました。


記事にしても怒れる立場ではないので勝手に書いても良いでしょう。
今はイケメンに戻っている。。。。。と言っておこう。



実家でも、なぜが私のシザーハンドを待つ民が。。。


姉の小学生の息子二人は、出会えばいつもロン毛になっていて、
目に髪がかかっているので、気になってしまう。

お盆の帰った時も、さおるさんに切ってもらいなさい。
と、母が見かねてちゃっかりと、私の髪切りはさみと、梳きハサミを持ち出してくる。


わー。やっぱり可愛い子は、顔を出さなきゃね。かっこいいな~。いけてる~。素敵~。

とか、気分をよくしておいてさっさと仕上げる。

あー。スッキリした。



昨日は、実家に帰ると父が電気バリカンを用意して、私のシザーハンドを、待ち構えていた。

どんなに調子が悪くて床についていても、何とか髪をとかしたり、身だしなみを気にする父だけど
もう、床屋さんの椅子には、長く座ってはいられなくなってしまった。

一月ほど前に、初めて切った髪が伸びたので、また切って欲しいらしい。



浴室の椅子に腰掛けたお父さんの、小さな頼りなげな頭に手を伸ばして、少なくなった髪を指で梳かす。
身動きしないでじっと鏡を見ている父。
毛先を櫛でといて、櫛から出た部分を二センチほど切る。

頭のまあるいかたちに沿って、ほんの少し。
あとは、バリカンで、襟足をそっと、揃えておしまい。

こんな頼りなげな頭。これ以上みじかくできないよ。

私に髪を切らせてくれてありがとうね。お父さん。



早朝から母に頼まれて畑仕事をしていたので、知らない間に、姉と並んで仏間で昼寝をしてしまった。

これ飲んで。
って、父がにっこり笑って、渡してきたグラスは、コークハイのようだった。

また、こんなにかわいい笑顔をみせてくれたことが、とってもうれしかった。



  

プロフィール

さおる。

Author:さおる。
はじめまして。さおるです。絵を描き、詩を詠い、さまよい生きるものです。  
一人語りのような場所ですが、お付き合いよろしくお願いします。
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