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あめふりくまのこ

Posted by さおる。 on 28.2011 日常 18 comments 0 trackback


なんでくまのこは、ひとりなんだろう。

楽しいようでいて、物哀しいけど、くまのこはただ一人であそんでいるんだ。





この曲を救いを求めるような気持ちできいたんだ。
大きなホールで、聞いているのはいつも私、ひとりきりだった。



息子は無鉄砲で、私はいつもただ彼の後ろを追っかける毎日だった。
幼稚園の入園式も、卒園式も、みんなと同じところには並べなかった。

参観日には、先生の机の下にもぐりこんで、息子一人だけ父兄に向き合っていた。



わたしはただ困り果てて砂場やジャングルジムの下で彼を見守っているしかなく、
式典中も、居心地の悪さを感じながらパンプスで砂場に立つほかなかった。


プールにこっそりと見学に行こうものなら、私を見たとたん火がついたように泣き叫び
水泳の時間が終わるまで、先生に抱かれていた。

そして、もう絶対来るなって怒った。

なんなんだろう・・・。

始終心配をしていた。
いつでも、外に飛び出していくので、なんとかお昼寝をさせようと、次男が生まれる3歳までは、
毎日負ぶって歩いた。

ほんの少しでめざめても、負ぶっているうちは、安堵していた。
手を離したら、もしかしたら死んでしまうかもって、恐怖がつねに横たわっていたのかもしれない。

私のような人には人のお世話をすることは簡単ではなかった。



小学校に上がっても、相変わらず心配ばかり。
息子が帰って来るころになると、そわそわとして、家にじっとしていられない。
子供の通学路を見渡せる高台で、毎日帰りを待っていた。

そんな私に、ポケットからかえるを4匹とか、ザリガニをビニール袋に入れたのとか、陶器の置物やら(貰ったらしい)バナナを食べながら(貰ったらしい)竹の子のお土産(引っこ抜いたらしい)・・・

など、バラエティ豊かな手土産を持って、歌を歌ったりしながら、帰ってくる。



・・・この子は歌が上手いし、少しはおちつくかもと思って地元の合唱団に入れた。
毎週、壇上に、人気が低迷し5人ほどになってしまった子供たち団員が並ぶ。

広くて立派なホールだった。


「さあ、今日も、ゴウキくんのお母さんに向かって歌いましょう。」と先生が言って、
あめふりくまのこを  合唱したんだ。

身じろぎもしず、壇上のわが子から、目を放すこともできなかった。
わたしも一緒になって、一節一節を、かみしめるように歌ったんだ。
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さおる。

Author:さおる。
はじめまして。さおるです。絵を描き、詩を詠い、さまよい生きるものです。  
一人語りのような場所ですが、お付き合いよろしくお願いします。
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