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わたくしの庭

Posted by さおる。 on 15.2017 4 comments 0 trackback
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わたくしの庭





小さな庭を掘り返し 掘り返し

異国より 連れてこられし 球根を置く。


芽の伸びる微かな音を聴きながら

午後の惰眠しばし貪る。






一斉に

囁き始める花束の庭。

風のざわめき 花のざわめき。



翠の風の吹く頃は

天からの落ち雛ひろうてとまどうて。


木陰にひっそり増えていく


小動物の石ころの墓。







目にしみる藍を見つけし夏の始まり。


わたしだけの朝顔の色 胸に灼きつけ。







遥かに高くなっていく 空を仰げば赤蜻蛉。

夕焼けの中 泳ぎきるかな。







深まりて 深まりていく 秋の中。

枯れ葉に埋もれる わたくしの庭。






命の廻るわたくしの庭。





Posted by さおる。 on 16.2016 1 comments 0 trackback


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わたしは水になる

素直でとらわれのない心

きらめいて飛び跳ねて喜びにみちた飛沫。

うずまいてたゆとうていつか深い緑の淵となり

哀しみを湛える水。

流動的で自由なドロップ型のしずく。

フロントガラスを伝う無音の水滴。

誰かを待つあなたの爪先を濡らした五月雨。

アスファルトにできる名もない水たまり。

幾つかの眠れない夜に激しく降り注ぐコバルト色の雨。

つめたい水。

あたたかい水。

どこまでも流れ どこまでも染み渡る水。

あなたの体を通り抜け 純化したままの水。

何物にも同化して

何にもにもならず

水のままのわたし。









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何百年も眠り続ける蓮の種は とてもとても固いのです。

その種を 削って揺り起こしました。

種は緑の芽を出して、ゆいゆいと。すんすんと伸びていきます。

今は庭の 睡蓮鉢で丸い葉をゆらゆらと。。。

命を開いて見せてくれています。

ママバス

Posted by さおる。 on 02.2014 12 comments 0 trackback

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私がママバスだった頃。

あなたはたくさんの言葉をあぶくのようにこぼしながら、

いつもふざけた調子で すぐそこにいた 。



賑やかな木漏れ日のように。



途切れることなくつづく あふれ続ける言葉。





あなたの足取りは生きることそのもので。

あなたの眠る姿はすべてを止めて、死んだよう。




眠りこけた子を、階段の一番上で待つのがママバスで。

眠くって目がまだ空かない子をぴたっと背中にはりつけて

下界に運ぶのが私の役目。




おきてるあなた。ねむるあなた。

運んで行くんだ。



私がママバスだった頃。




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一番に咲いた朝顔。


赤い朝顔。




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赤いトマトは、お家に入る前にたべちゃう。


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きゅうり。三本目。



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アメリカンブルー




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鉄砲百合。大好き



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卵じゃないよ。トマトだよ。



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カンナは夏の憧れ


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息子が靴を洗って干していた。私が、ママバスだったこと、おぼえているのかな。。。

ヤドカリ

Posted by さおる。 on 11.2012 6 comments 1 trackback









明るく煌めいたものは何もなかった。

ぼくは暗い夜の波打ち際で漂う砂粒ほどのヤドカリだった。

潮の満ち引きと一緒にあっちへ行ったりこっちへ来たりするだけの生き物だった。

ぼくはとても美しい貝殻の中に住んでいた。

華やかなブルーの貝殻は本当のぼくを隠してくれた。

透けてしまいそうなほど何にもない心をだれも見抜くことは出来なかった。



ある夜、暗い夜空に満月が広がって行く。

月明かりに照らされた波打ち際には美しい小さな生き物が見える。

ぼくの貝殻がだんだん透明になって、水の中に溶け込んでいく。

ずっと続くて思っていた夜があけはじめる。

美しい生き物はぼくの腕に抱かれる。

永遠に。

貝がらを買う

Posted by さおる。 on 23.2011 6 comments 0 trackback


白




 貝がらを買う

今日も男は見つめてる。
孤独を湛えた瞳の色で。

私を見送り、私を待ち続ける日常。
何の褒美もあげられないのに。

持てる言葉はすべて奪い取られ
 いつしか君は 囚われ人となった。

明日、君のために貝がらを買いに行こう。

梱包された過ちが、紐解かれし時、
君に手渡す 欲望の落とし子を。

放り出された 弓と弦とが出会う時。
君に手渡す 溜息の結晶を。

化石となった貝殻を手に 佇むであろう君を想い。



捨て犬のような瞳を両手で挟みこみ口づけだってしてあげる
いつかあなたが傷つかなければ・・・








これは100万年前に書いた詩です。

この言葉ではじまり、長いお話をしたためました。

妄想って、おそろしいですね・・・。くくく・・・。

「薔薇を植える」という、お話です。

根も葉もある嘘でできたお話です。

人は、その人が一日に考えていたもの、そのものであると、誰かが言っていましたが

であるならば、私は、どのようなものなのだろう・・・。





大好きな秋がやってきます。

みなさん、堂々と妄想に耽ろうではありませんか。。。。。




恋

スケッチブック 恋
  

プロフィール

さおる。

Author:さおる。
はじめまして。さおるです。絵を描き、詩を詠い、さまよい生きるものです。  
一人語りのような場所ですが、お付き合いよろしくお願いします。
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